不意打ち

原題 Lady in a Cage (1964)


Cast
ヒルヤード夫人:オリヴィア・デ・ハヴィランド(Olivia de Havilland)
セード:アン・サザーン (Ann Sothern)
安酒飲みのホームレス:ジェフ・コーリイ(Jeff Corey)
ランドール:ジェームズ・カーン(James Caan)

Director
ウォルター・E・グローマン

Story
もうすぐ30歳になる独身の息子マルカムと2人きりで大きな屋敷に住みながら、優雅な日々を過ごす未亡人のヒルヤード。
屋敷内にはエレベーターが設置されていたが、ある週末、息子が置き手紙を残して外出中に、電気系統の故障でエレベーターが途中でストップし、ヒルヤードは1人、その中に閉じ込められてしまう。
やがて屋敷内に近所から人が押し寄せてくるが、彼らはヒルヤードの窮状をよそに、せっせと金目の物を盗み始め…。

感想
WOWOWにて鑑賞

自分が生まれた年の映画って事で、どんなもんかと思って観始めた作品。
どうやらコレはサスペンスの類らしい。。。という事しか知らずに観出したんだけど、「サイコ」などの作品とかに比べると出来がお粗末過ぎるのではないか??
つーか、“哀れなヒロインの苦難をよそに、屋敷内に侵入した近所のごろつきたちが好き放題の乱行を繰り広げる、という衝撃的な内容が良識派の憤激を買うこととなり、公開時に大きな論議を呼んだ。”ってWOWOWサイトに書いてあったけど、時代のせいか??
今、観ると内容が全然大した事に思えなかったのでした。

だいたいもってあのおばさんはいくら足が痛いからといって、あの高さからなら落ちても死ぬ確率は低いんだから決死の覚悟で降りたらいいのに。。。って思ってしまうくらいにあのエレベーターの止まった高さが中途半端過ぎなんだよなぁ…。
しかも、強盗達にさんざんな目に合った後になってやっと飛び降りるんだものね~~。

この時代のサスペンス作品っていうとヒッチコックのが多いと思うけど、ヒッチコックのは今観ても充分に怖いのが多い中、この作品はそれらと違ってドキドキハラハラ感が全然感じられなかったのでした。
ただ、ラストシーンで息子がどうなったのか。ってのが全然描かれずに突然終わってしまったトコが観てる側にとっては本当の「不意打ち」(笑)だったのではないでしょうか?

ランドールってあのゴロツキがどっかで見た顔の様な気がしてたんだけど、アレってジェームズ・カーンだったのね。。。

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆