フローズン・リバー 

原題 Frozen River (2008)


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Official site http://www.sonyclassics.com/frozenriver/

Director
コートニー・ハント

Cast
レイ:メリッサ・レオ(Melissa Leo)
ライラ:ミスティ・アッパム(Misty Upham)
TJ:チャーリー・マクダーモット(Charlie McDermott)
ジャック・ブルーノ:マーク・ブーン・ジュニア(Mark Boone Junior)
フィナーティ:マイケル・オキーフ(Michael O'Keefe)

Story
米ニューヨーク州とカナダの間に横たわり、国境でもあるセントローレンス川。
ニューヨーク州の最北端の小さな町で暮らすレイは2人の息子の母親だが、ギャンブル依存症の夫は新居の購入資金を持ち逃げ。
生活費にさえ困ったレイに、知り合ったネイティブの女性ライラは国境の向こうで車を売らないかと誘う。
だがそれは嘘。
ライラは不法移民を米国に密入国させる仕事にレイを巻き込んだが、レイはその危険な仕事を続けることにする。

感想
WOWOWにて鑑賞

ストーリーとか一切知らずに「フローズン・リバー」って題名を見た瞬間、“あぁ、こりゃ多分車か人間が凍った川に落ちる映画だな”と思っていたのだけど、いざ観初めてみるとだいぶ予想してたのと違う展開。
あ、でもこれはいい感じに違う展開になっていったので一安心。
でも、内容が結構ドヨォ~~ンと重苦しい気な感じなので、好き嫌いが相当分かれる映画だと思う。
それと全体的に画像もとても暗いので、シアターモードで画面を明るくして観ないと何が何やらわからんちんな場面も多々あります。

先住民居留地とのボーダーライン。カナダ国境とのボーダーライン。犯罪へのボーダーライン。
とこの3つに焦点を当ててあり、主人公が金銭的にも精神的にもギリギリの状態で生きている母親ってとこが共感が持てて良かった。
また、主演のメリッサ・レオのあのくたびれた母親役ってのが本当に素晴らしい演技だったってとこも高ポイント。

全体的にドキッ!!とする様な山場のある一般的なサスペンス物ではないけれど、淡々と進みつつも起承転結がちゃんと出来てるのでお薦め出来る1本でした。

お薦め度  ★★★★★★★★★☆